フィトンチッド

フィトンチッドとは?

調べれば調べる程人間にとって有益である事が分かりました。

1930年頃旧ソ連邦のポリス・ペドロビッチ・トーキン(レニングラード大学)によって発見された主に樹木が自分で作り出して発散する揮発性物質です。

フィトン(phyto)  植物を意味する
チッド(cide) 殺すを意味する

フィトンチッド=植物を殺す  一見物騒に聞こえますがここに自然の大いなる力があります。
樹木は自分で動けません。だから自分の身を守るためや害虫を寄せ付けないためあるいは傷口を守る為にフィトンチッドを放出します。弱肉強食の自然界で我が身に脅威を及ぼす外敵を殺し(近づけさせない)傷口を保護するためにフィトンチッドを放出します。

出典:「アポロニア21」2005.11月号

フィトンチッド成分のさまざまな効用
例えばシリア檜田の針葉樹に共通して含まれるテルペンの一つアルファワンカジノオールは虫歯菌に対して極めて強い抗酸作用を有しているフィトンチッドにはこのような病原性細菌に対する興奮作用ばかりでなく近年の科学的研究で様々な作業があることが知られるようになってきた。

1 悪臭成分を無くす消臭作用
2 公害成分など有害である化学物質の分解作用
3 病原性ウィルスに対する殺ウィルス作用
4 心身のリラクゼーション作用
5 細菌、粉塵等の微細粒子の沈降作用

また、ごく最近には、老化や病気の元とされる活性酸素の分解作用、抗酸化作用があることも報告されている。このように働きはフィトンチッドの働きは多様である。
(注)
森の空気含まれるフィトンチッドが森の微生物を「皆殺し」にしないように、適度な濃度のフィトンチッドはその環境を正常に保持するために有害性微生物の実を排除する「選別能を有している」これは動物のように容易には移動できない植物の生態系が長い進化の過程で獲得した特有のシステムと考えられる。
出典:「アポロニア21」2005.11月号

早朝の森林やゴルフ場の爽快感(フィトンチッド)は日常を忘れ心を洗濯してくれます。

奈良県和歌山県石川県などには「柿の葉寿司」飛騨高山地方には「朴葉寿司」や「朴葉みそ」が名産です。
葉っぱで食べ物を包む事はお手軽であった他に食べ物が腐りにくい。除菌効果があるとゆう事を経験から学んでいた。
柿の葉にはタンニンが多く含まれ、朴葉にはマグノロール、ホオノキオールが含まれる。いずれも除菌効果があります。

また寿司屋のネタケースには「立桂(タテカツラ)」を ネタの下や横に添えているのを見かけます。
他にも寿司屋では、カウンターや寿司台、他にもヒノキの白太にサワラ、ヒバ等がふんだんに使われています。
見た目も良いですが 上記の木には殺菌効果 防腐効果 鮮度保持 リラックス効果があります。

フィトンチッドとは様々な森林植物から発散される成分の全体の総称です。

出典:フィトンチッドジャパン株式会社 「フィトンエア-」誕生 P3 2021/3/2

出典:フィトンチッドジャパン株式会社 「フィトンエア-」誕生 P4 2021/3/2

赤線 「フィトンチッドは血圧低下や免疫力を高める効果も報告されている。」 「フィトンチッドは肺で吸収された後、血液中で濃縮されているのではないか

出典:フィトンチッドジャパン株式会社 「フィトンエア-」誕生 P5 2021/3/2

出典:特定非営利活動法人 森林セラピーンサエティ HPより抜粋

出典:特定非営利活動法人 森林セラピーンサエティ HPより抜粋

出典:特定非営利活動法人 森林セラピーンサエティ HPより抜粋

三日間、森林遊歩道を2時間散歩するだけで「NK活性」が52.6%上がり、また血中のNK細胞の数や、「抗がんタンパク質」も増えていた
フィトンチッドが身体に吸収され血中での大きな変化は、どれだけ科学が発達しても「人間は自然の中で生かされている」これを知らせてくれてくれているようです。大変興味深い変化です。(写真):攻撃するNK細胞と孔が空いて死亡した癌細胞。(米国法人蓮見国際研究財団所)

このようにフィトンチッド(木材)を、住宅に取り入れる事によってより健康に生活出来るものと思います。

他にもフィトンチッドは多くの文献でご紹介されています。
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